プレゼンの極意【良い声には自信が宿る】

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こんにちわ。プレゼンの極意シリーズ第12弾です。今回の虎の巻は、「声」についてです。とはいえ、私もボイストレーニングのプロではありません。ただ、プレゼンを行うときに意識していることがあります。本記事では、これについてお伝えします。

良い声とは

singer-bbface-singing-voice-mike-women-face-song ズバリ、よく通る声です。声は、声帯で音が発せられ、口で声として加工され、発音されます。この時に、口を閉ざしながら話すとモゴモゴとこもってしまったり、口内炎で口が痛い時には、聞き取りにくいなんて言われたこともあるんじゃないでしょうか?   音・声の通り道に障害物があると、声にノイズが含まれてしまいます。よく通る声は、ノイズの成分が少ない状態と言えます。

良い声を出すには

Opera singer Luciano Pavarotti performs at recital in General Assembly Hall commemorating the fiftieth anniversary of the Universal Declaration of Human Rights. 10/Dec/1998. UN Photo/Greg Kinch. http://www.unmultimedia.org/photo/ 上記の通り、ノイズを乗せないように話しましょう。具体的には、口角を上げて口を普段より大きめに開きましょう。こうするだけでモゴモゴとこもった感じがなくなります。 次に呼吸の量です。人は、緊張していると、呼吸が浅くなっていきます。余裕を持つためにも準備は万端に、と本シリーズでは何度もお伝えしていますが、発表時には呼吸を深くする意識を持ってください。 呼吸を深くすることで、声帯で発せられる音は大きくなります。声帯から口内までどうしても筋肉や皮膚により、音はカットされていきますから、はじめに大きな音を発生させることで、聴衆の耳に届くまでには程よい音量になります。社内プレゼンでは、マイクを使わないことも少なくないと思います。地声が小さい時点で、プレゼンのメッセージが伝わりにくくなってしまいます。

腹式呼吸って何?

woman-mariah-carey-singer-entertainer-person-girl よく言われましたよね。音楽の授業なんかで腹式呼吸で発声しようとか。ところで腹式呼吸っていまいち分かりにくくないですか?確かに普段喋っている時は胸式呼吸と呼ばれるあまり声が通らない発声をしている方が多いはずです。 しかし腹式呼吸というのは誤解を生むような表現でもあります。呼吸は肺でするものですから。専門的な話はいいとして、腹式呼吸の話し方のイメージを覚えておきましょう。 呼吸を深くし、たっぷりと空気を肺に入れます。肺活量を計測する時ほど頑張って吸わなくていいですが(笑) この空気に声を乗せるので、まずあくびをするような感じで、喉を開きます。次に胸や腹の辺りに響くような声を出します。体が反響するようなイメージです。 これをプレゼン中に意識すれば、呼吸も必然的に深くなります。そして喉も開いているので、声が通りやすくなります。 オペラ歌手のようなたくましい声を出す必要はないのですが、意識するだけで大きく変わってきます。

姿勢も大事

training-rmuscles-back-shoulders-blonde-workout 上記の腹式呼吸ですが、背筋を伸ばした状態で行う方がやりやすいです。 ある研究では、猫背とそうでない場合の酸素供給率は20%ほど差があったようです。酸素は脳にとっても重要な働きをし、結果的に、脳の働きもよくしますから、背筋を伸ばさない手はないです。 そして、肺から口までの気道もまっすぐになるため、声に対してもいいのです。

良い声がもたらす影響とは?

15749574607_a98dfdb3b5_c これで良い声が出せるようになりました。専門的なことを知りたい方は、ボイストレーニングに通ってもらうとして、では良い声がもたらす影響はなんでしょうか。

信頼感

あなたが良い声を出すと、自信があるように思えます。みなぎる自信は、信頼感につながります。結果的にプレゼンの信頼感にもつながることになります。

説得力

昔から、「大事なことは、声低く語れ」と言われますが、実は上記の方法では若干声が低くなります。喉を開いて話している分、声が太くなるからです。これにより、説得力が感じられます。

自信

信頼感のところでも書きましたが、自信がなぜか出てきます。これはプレゼンター自信にとっても嬉しいことではないでしょうか。自信がある状態では、様々なアイデアが浮かぶでしょうし、いいことばかりです。  

誰のためのプレゼン?(まとめ)

さて、いい声とは何であるか、いい声の出しかはどのようであるかを伝えました。これらは一般的な定義であり、方法です。 あなたが自分のいい声を使ってプレゼンすることは望ましいことです。しかし、あなたのプレゼンは聴衆のためのものです。高齢者が聴衆なら声の音量を上げる、聴衆との距離が近ければボリュームを下げるという配慮は忘れないでください。      


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