こんにちは。資料作成のPaperdockです。
本稿では、あなたのプレゼンがなぜ聴衆の心を動かせないのか、について記述していきます。
名プレゼンと言われるプレゼンでは、感動、情熱、緊張、ユーモアが含まれます。
あなたのプレゼンが名プレゼンとして、認められるためには、聴衆の「参加」が必要ですが、本稿ではあなたがすべきことを、名プレゼンを交えてお伝えしようと思います。
実際に心を動かされるプレゼンを見てみましょう。
以下のプレゼンは、ドラマ「下町ロケット」のモデルともなったと言われている、植松電機の社長、植松努氏がプレゼンしています。
Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo
ぜひみて欲しいと思います。感動する、涙なしにはみられないようなプレゼンです。20分と長いですが、見る価値があります。
動画の内容についても語りたいところですが、プレゼンに関することだけに留めておきます(笑)
あらすじを以下にまとめます。本稿は、動画とあらすじを両方読むことで、より理解されるものになっておりますから、ぜひ以下のあらすじと、上記の動画を見てみてください。
上記が骨子です。
文字だけでも、示唆に富むプレゼンであることがわかりますね。実際にプレゼンが終わった後、聴衆たちは、スタンディングオベーションをおこなっています。
さて、プレゼン資料はどうでしょうか。率直に申し上げて、作り込んでいるわけではありません。パワポで文字と写真・イラストをいれただけという簡素なものです。
それでも聴衆たちはスタンディングオベーションです。
もちろん、ビジネスプレゼンと、このような講演プレゼンでは、スタンスがちがうということはあります。しかし、資料が作り込まれていなくても、人の心は動くのだということがわかります。
ここで注意して欲しいのは、資料作成をないがしろにして、ストーリーとプレゼンの仕方を磨けということではありません。むしろ、資料はさらにレベルの高いものであれば、より感動を呼ぶと思います。
植松氏の資料が、そこまでクオリティの高いものであったからとも言えますが、プレゼンは資料が主役ではありません。
プレゼンの主役は、まずは聴衆、その次はあなた自身です。資料はあなたのプレゼンのポイントを指し示すものですから、資料をみながら話したりしていると、聴衆を動かすことはできません。
このスタンスは、ビジネスプレゼンでも、TEDのような講演でも同じです。
ページの都合もあり、箇条書きですが、あらすじを書いてみました。文字起こしはLogmi等で確認してみてください。
なぜ、あらすじも動画を見てくださいと申し上げたかというと、あらすじと動画での感じ方の差が、プレゼンの意義だからです。
私は、植松氏が涙ぐみながら話している時に、思わず感動して鳥肌がたってしまいました。号泣したという人もいることでしょう。
ずばり、プレゼンの意義は、情熱を伝えることです。
文字だけでは伝わりにくいのです。
それこそ、小説家ともなれば、情熱的に記述することも可能でしょう。ただし、プレゼンの限られた時間内にそれをするのは至難の技です。
上記の通り、あなたが登壇し、プレゼンをする意義は、情熱を伝えることです。資料を読むことではありません。聴衆の心や行動を動かすことがプレゼンの目標です。
資料を補助としてつかい、効果的にプレゼンをするようにしてみましょう!
(サムネイル画像出展:http://hoka-matome.net/2016/02/25/uematsu-tsutomu/)